パドル体操の効果


パドルを持つことにより

 小さな力及び動きで大きな効果を期待できる
   (たたく、ほぐす等)

 小さな動きでも正しく動くことができる

 身体がずれずに正確な中心、重心で運動が
   できる(胴上げ、上体ひねり等)

 パドルの長さは関節を効果的に動かすことが
   できまた可動範囲も増やす

 パドルのアンバランスな形(しゃもじの形)で
   運動することにより、バランス効果を上げる
   ことができる

 適量の重さと弾力性(柄の部分)により、関節の
   動きを助け、筋肉の強化も期待できる

 柄の部分の使用で先端の部位、末梢神経まで
   刺激を与えることができる




パドル体操による運動効果実例

65歳以上の特定高齢者を対象に介護予防教室の一環としてパドル体操が行われました。
体操前の運動機能と後を比較して、体操による効果でどの様な変化があるか表したものです。わずか7回のパドル体操の講座で、運動機能の向上が見られました。
受 講 者 A(65歳) B(73歳) C(66歳)
  初日 最終日 ポイントの変化 初日 最終日 ポイントの変化 初日
最終日 ポイントの変化
測定項目 握力 24.0㎏ 26.5㎏ +2.5 26.0㎏ 28.0㎏ +2.0 20.0㎏ 22.0㎏ +2.0
片足立ち(開眼) 27.1秒 27.3秒 +0.2 60秒 60秒 ±0 31.9秒 56.5秒 +24.6
Timed up and goテスト
*1 (複合動作能力テスト)
7.9秒 5.9秒 +2.0 6.8秒 6.1秒 +0.7 7.8秒 6.8秒 +1.0
*2 通常歩行時間(5m) 4.0秒 3.2秒 +0.8 3.6秒 3.4秒 +0.2 4.1秒 4.1秒 ±0
*3 最大歩行時間(5m) 3.0秒 3.0秒 ±0 3.1秒 2.4秒 +0.7 3.2秒 3.1秒 +0.1
備 考 膝痛緩和  
 
*1 椅子に座っている状態からスタートし、5m先にある椅子の周りを回って元の椅子に戻る動作
*2. 3 通常は約5m先のラインまで普通に歩く・最大は同じ距離を早歩きで歩く
介護予防講座による運動機能データ(埼玉市K町 地域包括支援センター調べ)

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